やっぱりキャンプ場でもお米食べたいですよね。
ここまで数回のキャンプの食事、メインはバーベキューの肉。
主食は焼きそばを作ったり、ガーリックトーストを作ったりとしてきました。
それはそれで美味しいのですが・・・日本人たるものやっぱりお米も食べたくなってしまいました。
お米を炊けるようになれば料理の幅も広がりますし、今回はキャンプ場での炊飯道具についてです。
飯盒
アウトドアでの炊飯道具として、まず頭に浮かぶのは兵式飯盒(はんごう)。引用:キャプテンスタッグ
元々は軍用の配給を受け取るための容器として使用され、調理用としては緊急時に使用されていたものですが、現在では調理用具としての利用が主な用途となっています。
飯盒というと、上の画像のようなソラマメのような形を思い浮かべますが、他にも円筒型や、
引用:キャプテンスタッグ
角型の物もあります。
引用:Trangia
ソラマメ型の兵式飯盒は火が均一に当たりにくい焚火調理でも全体に熱を通しやすく、円筒型と角型はカセットコンロやバーナーでの使用時に安定感が得られます。
飯盒炊爨の手順
飯盒を用いて炊飯することを、飯盒炊飯ではなく飯盒炊爨(すいさん)と言います。
「炊爨」なんて書けないし読めないし、「炊飯」でも何ら問題ありませんが、炊爨の方が玄人っぽく格好いいので、ここでは炊爨を採用します。
「始めチョロチョロ中パッパ、赤子泣いても蓋取るな」
若い人は聞いたことが無いかもしれませんが、ある程度の年代以上の人には懐かしい響きですね。
電気炊飯器が無い時代、お釜でご飯を美味しく炊くための注意事項を表しています。
・最初は弱火で加熱
・沸騰したら強火にする
・吹きこぼれても決して蓋を開けてはいけない
飯盒炊爨でも、この注意事項を守る必要があります。
また、焚火で炊爨する場合の火の強さの目安としては
弱火:飯盒の底に火が触れる程度の強さ
中火:飯盒の底に火が届いているが、側面には火が回らない強さ
強火:飯盒の側面まで火が回る強さ
常に目を光らせて薪の量など調節しなくてはならないので、ちょっと手間がかかりますね。
カセットコンロやバーナーを使用すればガスの調整だけなので大幅に手間が削減できますが、吹きこぼれで火が消えてしまわないよう注意が必要です。
飯盒炊爨の手順は
①米を量る
兵式や円筒型は4号まで炊くことができます。
飯盒の内蓋すり切りで2号、外蓋すり切りで3号となります。
②米をとぐ
少量の水を入れ、濁りが無くなるまでとぎます。
無洗米の場合はこの工程はスキップできます。
③水を入れ、30分程度浸しておく(冬は1時間程度)
飯盒の内側に線があり、下の線は2号、上の線は4号時の水の量となります。
3号の場合は上下の線の中間まで水を入れます。
標高の高い場所では気圧の関係で水が100℃未満で沸騰してしまいます。
標高1000m:約97℃
標高2000m:約94℃
100℃未満の温度で炊くと芯が残ってしまったりするため、標高の高い場所では線より少し多めに水を入れる必要があります。
④中蓋をつけずに弱火にかけ、沸騰するまで待つ
蓋から蒸気が漏れてきたり、吹きこぼれが始まったら沸騰の合図です。
⑤沸騰したら火を強火にする
吹きこぼれが多い場合は蓋の上に石を乗せ、密封します。
⑥吹きこぼれがなくなり、焦げるようなニオイがしたら炊きあがり
オコゲを作りたい場合は少し長めに火にかけるとオコゲができますが、完全に焦がしてしまわないよう注意が必要です。
⑦火からおろし、飯盒をひっくり返して15~20分程度蒸らす
蒸らす事で芯の無い美味しいごはんになります。
すぐに食べたい気持ちをグッと抑えて待ちます。
⑧完成
冷めてしまう前にいただきます。
電気炊飯器に慣れていると、時間もかかるし不便この上なく感じてしまいますが、不便を楽しむのもアウトドアの醍醐味。
ファミリーキャンプであれば、美味しくお米を炊けるように子供と一緒に試行錯誤してみるのも楽しいかもしれません。



